







目的志向
2025.09.25
今年、研修に参加させて頂く機会が多く改めて、この“何のために”という目的志向の大切さを感じています。
例えば、何のために働くか、3人のレンガ職人の話が有名ですね。
レンガを運ぶ職人に何をしているか尋ねたところ、
1人目は「レンガを積んでいる」
2人目は「レンガを積んで壁を作っている」
3人目は「レンガを積んで後世に残る大聖堂を作っている」と答えました。
仕事は同じですが働く意義、目的意識が全く違う、というお話です。
マズローの5段階欲求(生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求、
(6段階目として自己超越))のように、物質的側面としてはまずは1.2段階目の生きるためにになるのかもしれませんね。
会社としては最低限本人の外側にある3段階目までは整えたいですね。
ここまでそろって初めて4段階目以降の内面的な欲求、成長意欲につながってくるような気がします。
会社の成長はそれを構成する個人の成長にかかっている部分が大きいですから、
いかに早くこの4段階目以降に突入させるか、これが人材育成のポイントの1つになるかもしれませんね。
お客様にもご相談いただくことの多い内容の1つですが何かヒントになれば幸いです。
また、“何のために”は、業務の見直し・改善にも役立つ考えです。
当たり前になりすぎていることもぜひ一度立ち止まって考える機会を設けてみてはいかがでしょうか。
小林 由佳